OVERVIEW

プロジェクト概要

  • プロジェクトの概要
  • 数理基盤紹介
  • POC1 循環器医学の革新
  • POC2 臨床治験デザインの最適化
  • 数理共通基盤の強化

POC2 臨床治験デザインの最適化 (感染症創薬4dTD-MSD解析)

様々な時系列バイオマーカーのMSD解析から,それらの「かたち」を捉え患者個々人の病態および治療効果の未来予測を数理の力で組み込むことにより,計算機上で臨床試験デザインを加速する「4dTD-MSD解析」を開発します.また,本解析を実行する数理ソフトウェアを利用する研究開発プロセスを国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター内の感染症創薬DRプログラムに実装して,臨床試験デザインが最適化できることをCOVID-19に対して実証する.製薬会社等と共同開発を進め,通常3〜4年はかかるとされる臨床試験への橋渡しを数ヶ月に短縮します.また,今後も新興感染症として流行が懸念される呼吸器ウイルスや肝炎ウイルスに対する展開の可能性も検討していきます.

時系列の状態遷移を追跡【多階層データ(MSD)解析】感染症疾患の生体内ウイルス量を予測するシンプルな方程式を導出 + 肺疾患の「かたち」情報を縮約【パーシステントホモロジー(PH)解析】 → 候補薬剤ごとに治験効果の未来予測を実現【複雑な臨床治験デザイン】→計算機上で全プロセス再現.創薬デジタルツイン.

JST-MIRAI Project Four-Dimensional Topological Data Analysis for Future Medical Care